甘酒を飲むメリット、デメリットは?寝る前や朝食代わりに飲む効果も解説
甘酒を飲むのはいつですか?お正月やお祝いごとなど特別な日に飲むイメージを持っている人も多そうですが、実は日常的に飲むことでさまざまな健康効果が期待できる飲み物なんです。
この記事では甘酒を飲むメリット、デメリットを解説します。
寝る前や朝食代わりなど、飲む時間帯を工夫する利点も紹介しますので、最後までお読みくださいませ。
※記事内に記載されている商品の価格は公開日時点のものです。
甘酒の種類について
甘酒は使われている原料によって種類が分かれます。スーパーなど身近なお店でよく売られているのは、米麹甘酒か酒粕甘酒のいずれです。
米麹甘酒は、米麹と炊いたお米からつくれます。米麹とは蒸したお米に麹菌を振りかけて発酵させたもので、日本酒やしょう油をつくるときの原料のひとつです。
酒粕甘酒は、日本酒づくりの工程の終盤でできる「酒粕」をお湯に入れて溶かし、砂糖で甘みを足してつくられます。酒粕は冬によく飲まれる汁物料理「粕汁」の材料でもあるので、比較的身近な食材ではないでしょうか。
このように、甘酒と一口にいっても種類によって材料は大きく異なります。購入時には原材料の表記を確認してから選びましょう。
米麹甘酒のメリット・デメリット
甘酒は「飲む点滴」といわれるほどたくさんの栄養素を含んでいます。ここでは米麹甘酒を飲むことで得られるメリットと、注意したいデメリットを詳しくまとめました。
米麹甘酒のメリット
まずは米麹甘酒の栄養素から見るメリットを解説します!
集中力アップや記憶力向上をサポートする
米麹甘酒に含まれるブドウ糖は、脳に直接届いてエネルギーになる唯一の栄養素です。摂取すると脳が活性化し、集中力や記憶力が高まるとされています。
ブドウ糖は「単糖類」といわれる「これ以上分解されない糖質」です。ごはんやパンには「でんぷん」と呼ばれる糖質が含まれますが、これはブドウ糖が複数結合して構成された「多糖類」に分類されます。
ごはんやパンに含まれる糖類ももとはブドウ糖であるはずなのに、結合しているがゆえに脳で吸収することはできません。
多糖類を脳で吸収できるようにするには、まず消化器官で単糖類(ブドウ糖)に分解しなければならないため、少し時間がかかります。
その点、米麹甘酒にはブドウ糖がそのまま含まれており、分解する工程が不要です。甘酒は飲んですぐ脳に栄養を届けられるのが大きなメリットだといえるでしょう。
なんだか頭がボーッとしたり、物事に集中できなかったりするときは、脳に栄養が足りていないのかもしれません。集中力や記憶力を高めたいときには米麹甘酒を飲んでみてはいかがですか?
疲労時の栄養補給にもおすすめ
脳を活性化させるブドウ糖は、エネルギー不足のときに摂取すると効果的です。ほかにも米麹甘酒には筋肉の疲労回復効果が期待できるアミノ酸や、エネルギーの代謝を助けるビタミンB群も含まれています。
「なんだか疲れたな」「だるくてやる気が出ないな」というときに米麹甘酒を飲むと、頭も体もシャキッとしそうですね。
シミ・そばかすの予防や美白にも効果的
米麹甘酒には豊富なビタミンB2は「美容のビタミン」と呼ばれており、肌のターンオーバーを促す効果があるとされています。
健康な皮膚を保つサポートをするビタミンB6も含まれるため、美容のためになにか始めたい方が甘酒を飲むのはおすすめです。
即効性があるものではないため、まずは毎日適量の甘酒を飲むことを習慣にしつつ、地道に変化を確認し続けてみてはいかがでしょうか。
腸内環境改善に伴うダイエット効果も!
米麹甘酒には、腸内で善玉菌のエサになるオリゴ糖が豊富です。腸内に善玉菌が増えると腸の動きが活発になり、スムーズな排便を助けます。
便秘解消に役立つ食物繊維が豊富なところも米麹甘酒のメリットです。食物繊維には種類がありますが、米麹甘酒には便のかさを増して排便を促す「不溶性食物繊維」と、便の水分量を増やして柔らかくする「水溶性食物繊維」の両方が含まれます。
腸は食べ物を消化し、栄養を吸収する大切な臓器です。しかし、腸内環境が悪いとこれらの働きが悪くなって代謝が下がるため、太りやすい体になってしまいます。
米麹甘酒はこの悪循環を止められる優秀な飲み物です。特に便秘にお悩みの方は積極的に飲んでみるといいでしょう。
ハリとコシがある健康的な髪づくりにも有効
健康な髪の成長をサポートするビオチンという栄養素を摂取できるのも、米麹甘酒を飲む大きなメリットです。
ビオチンを摂取すると髪にハリやコシが出てくるのにくわえて、髪のボリュームアップ効果も期待できるのだとか。
ビオチンには皮膚や爪の健康を保つ作用があるとされています。若々しさを維持したい人には欠かせない栄養素だといえるでしょう。
米麹甘酒のデメリット
たくさんの健康効果をもたらしてくれそうな米麹甘酒ですが、デメリットもあります。以下にまとめました。
飲みすぎはカロリーの過剰摂取になるため要注意
米麹甘酒はカロリーがやや高い飲み物です。参考までに、準組STOREが取り扱う甘酒(糖度26度)のカロリーは、100gあたり113kcalとなっています。
甘酒がどんなに好きでも、飲みすぎるとカロリーの過剰摂取になる点には注意しましょう。水分補給のペースでゴクゴク飲むのは避けて、1日の適量といわれる100ml~200mlの範囲内で飲んでくださいね。
血糖値を急上昇させやすい飲み物である
米麹甘酒に含まれるブドウ糖は血糖値を上昇させる栄養素です。特に空腹時に飲むと血糖値が急上昇しやすいので、気になる方は食後に飲むようにしましょう。
どうしても食前や空腹時に飲みたい場合は、一度の飲む量を減らすことで血糖値の上昇幅を抑えられます。
血糖値が高めの方や、健康のために血糖管理をしている方は、あらかじめ医師に相談してから甘酒を習慣にするか考えてみてくださいね。
酒粕甘酒のメリット・デメリット
続いて、酒粕甘酒のメリットとデメリットを解説します。
酒粕甘酒のメリット
酒粕甘酒と米麹甘酒の栄養素は少し異なります。それを踏まえて、まずはメリットをまとめました。
丈夫な体づくりに役立つたんぱく質が豊富
たんぱく質は、人の体を構成する筋肉や臓器、血液、皮膚などの材料になる重要な栄養素です。不足すると疲れやすくなったり、免疫力が下がったりと、さまざまなよくない影響を及ぼすとされています。
酒粕甘酒にはたんぱく質が豊富です。健康で元気な体を維持するためには欠かせない栄養素ですので積極的に取り入れましょう。
たんぱく質は体力アップや筋力アップにも役立つ栄養素です。運動習慣がある人は、運動前に酒粕甘酒を飲んでみてはいかがですか?
整腸作用による便秘解消にも役立つ
米麹甘酒と同じく、酒粕甘酒も便秘解消に効果的な食物繊維が豊富に含まれます。酒粕には100gあたり約5gの不溶性食物繊維が含まれますが、これは白米に含まれる食物繊維の10倍です。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維であり、前述のとおり便のかさを増して腸内を刺激し、スムーズな排便を促すのに効果的です。
免疫力向上で季節の変わり目に強くなる!
寒い時期や季節の変わり目に体調を崩す方は多いですよね。風邪を引きやすい、インフルエンザなどの感染症にかかりやすいという方は、免疫力が下がっているのかもしれません!
酒粕甘酒に豊富なアミノ酸には、免疫力をアップさせる効果があるといわれています。また、免疫細胞を活性化させるビタミンB群も含まれるので、ウイルスに負けない体づくりを目指す方にもおすすめの飲み物だといえそうです。
肌や髪のアンチエイジング効果が期待できる
酒粕甘酒に含まれるペプチドには、肌の保湿力を高めたり、ツヤや弾力を与えてくれたりする効果があるとされています。さらに髪のハリやコシ、柔軟性を高めてくれるほか、ダメージを補修する効果も期待できるそうです。
肌のターンオーバーを促進するビタミンB群やアミノ酸も豊富なので、美容に力を入れている人は甘酒を飲んでみてはどうでしょうか。
酒粕甘酒のデメリット
続いては酒粕甘酒のデメリットをまとめました。
微量のアルコールが含まれるため飲む人を選ぶ
酒粕は、日本酒をつくる工程でできるドロドロとした液体「もろみ」から、日本酒を絞ったあとに残る搾りカスです。酒粕には100gあたり8%程度のアルコールが含まれており、酒粕甘酒にも微量のアルコールが残っています。
酒粕甘酒のアルコール度数は1%未満です。わずかな量ですが、子どもや妊娠中の方、体がアルコールを受け付けない方が酒粕甘酒を飲むのは避けたほうがいいでしょう。
ちなみに米麹甘酒にはアルコールが一切含まれませんので、誰でも安心して飲んでいただけますよ。
酒粕甘酒の甘みは砂糖由来のものであると知る
酒粕をお湯に溶かしただけでは甘みは一切ありません。酒粕甘酒の甘みは、砂糖を添加することで足されています。
砂糖の摂りすぎは体によくありません。普段の食生活に酒粕甘酒をプラスするときは、食事や間食に含まれる糖分量を把握しつつ、砂糖を摂りすぎていないかきちんとチェックしましょう。
米麹甘酒は砂糖不使用ですが、ほんのり優しいお米由来の甘さがあります。ぜひご自身で飲んで確かめてみてくださいね。
甘酒を効果的に摂取できる時間帯は?
甘酒を飲むとさまざまなうれしい効果が期待できることが分かりました。より効果的に甘酒のメリットを得たいなら飲む時間にも工夫してみてください。
たとえば、朝からテキパキと動きたいなら、朝食代わりや朝食後に甘酒を飲んでみましょう。ブドウ糖の栄養効果により寝起きの脳がすっきりしますよ。
朝の活動量が増えると基礎代謝がアップするので、痩せやすい体づくりにも役立ちます。
昼食を食べたあとに眠くなってしまう方は多いのでは?午後の仕事や勉強に集中したい方は、お昼頃に甘酒を飲みましょう。
ブドウ糖が脳を活性化させ、集中力を高めてくれます。
美容目的の甘酒は夜に飲むのがおすすめです。睡眠中には肌や髪の成長や修復を促す成長ホルモンが多く分泌されるため、甘酒が持つ美容効果を効率的に役立てることができます。
寝ている間は腸の動きも活発になるので、便秘解消のための甘酒も夜に飲むのがよさそうです。1日の疲れを癒す効果も期待できるので、お疲れ気味の方も寝る前にコップ1杯の甘酒を習慣にしてみてくださいね。
準組の米麹甘酒を飲んでたくさんのメリットを得よう!
準組STOREでは、お笑い芸人の河本準一が育てたお米や、おいしいお米からつくった米麹甘酒を販売しています。
甘酒には体にうれしい効果がいっぱいです。美容や健康を心がけた生活を始めたいときに、ぜひ当店の米麹甘酒をご活用くださいませ。
米麹ドリンク『準甘』(糖度:26度)
集中力を高めたい、肌トラブルを解消したい、便秘を改善したい…これらのお悩みは毎日の甘酒が解決してくれるかもしれません。
こちらの『準甘』(糖度:26度)は、当店が扱う米麹甘酒の中でもっとも糖度が高い1本です。砂糖はまったく入っていないのに、こっくりと濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。
自身が大病を患った河本準一が心を込めてつくりました。このおいしさはぜひご自身でお確かめください。
甘酒にはメリットがたくさん!デメリットも把握しつつ習慣化しよう│まとめ
米麹甘酒と酒粕甘酒は、同じ甘酒でありながら材料が大きく異なります。含まれる栄養素も変わってくるため、この記事で解説したメリットとデメリットを比べながら自分に合う甘酒を選びましょう。
甘酒は心身にたくさんのうれしい効果をもたらしてくれます。健康な体を維持したい、美しい肌や髪を手に入れたい方は、甘酒を飲むことを習慣にしてみてくださいね。
寝る前や朝食代わりなど、人によって甘酒を飲みやすい時間帯はバラバラです。まずは飲みやすい時間から始めつつ、甘酒と上手に付き合っていきましょう。