米麹と米のみで作る甘酒の効果は?美容やダイエットに効果的なのは本当?
甘酒の材料をご存じでしょうか?この記事では米麹と米、水で作る『米麹甘酒』に焦点をあて、どんな栄養成分が含まれるのか、飲み続けることでどのような効果が得られるのか詳しく解説します。
あわせて甘酒を飲むときの注意点と、おすすめの飲み方もまとめました。甘酒を使った健康づくりに興味がある方はぜひ最後までお読みください。
※記事内に記載されている商品の価格は公開日時点のものです。
米麹甘酒とは
米麹甘酒は米麹と米、水から作る甘酒です。米麹とはお米に麹菌の種をふりかけて発酵させたもので、日本酒や味噌、醤油の原料になります。
米麹はスーパーでもお手頃な値段で売られているため、見たことがあるかもしれませんね。
米麹甘酒は自宅で手作りすることも可能です。作り方は簡単で、炊飯器で柔らかめのごはんを炊き、水と米麹をくわえたらフタをせずに内釜に濡れたふきんをかけ、保温モードで5~6時間放置するだけ。
放置する間の温度は、米麹に含まれる酵素がもっとも活性化する55℃~60℃をキープしましょう。この温度管理だけ少し難易度が高いですが、基本は混ぜて置いておくだけでおいしい甘酒が完成します。
「低価格で甘酒を楽しみたい」という方は手作りに挑戦してみてもよいかもしれませんね。
米麹甘酒と酒粕甘酒の違いは?
使われている材料の違い
前述のとおり米麹甘酒は米麹、米、水で作ります。対して酒粕甘酒の材料は酒粕、砂糖、水です。材料だけ見ると一致しているのは水しかなく、本当に両方とも甘酒なのかと疑ってしまいそうですね。
しかし、米麹も酒粕も日本酒づくりの工程で登場するという共通点があると分かれば、両者が「甘酒」を名乗っていることにも納得できるでしょう。
アルコールが含まれるどうかの違い
米麹甘酒はアルコール度数0%のドリンクです。しかし、酒粕甘酒は1%未満のアルコールが含まれます。
理由は、材料となる酒粕のアルコール度数が8%~9%程度あるため。わずかな量とはいえアルコールが含まれるため、子どもや妊娠中の方が飲む場合は米麹甘酒を選びましょう。
砂糖が使われているかどうかの違い
酒粕甘酒は作る際に砂糖をくわえて甘さを足しています。砂糖を控えている方や制限されている方も、米麹甘酒を選んだほうがよさそうです。
米麹甘酒は完成するまでの過程でお米のでんぷんがブドウ糖に変化し、上品な甘みを生み出します。とても優しい自然由来の甘さを感じられるので、ぜひ一度飲んでみてくださいね。
米麹甘酒の期待できる効果
米麹甘酒は「飲む点滴」と呼ばれているほど栄養成分が豊富です。続いては米麹甘酒を飲むことで得られる効果をまとめました。
美肌・美白効果
米麹甘酒には肌のターンオーバーを促すとされるビタミンB6が豊富です。また、米麹の栄養素のひとつであるコウジ酸には、シミやそばかすの発生を抑える効果や美白効果が注目されています。
肌には年齢が出やすいため、いつまでも美しく保ちたいと考える方は多いはず。透明感のある瑞々しい肌を手に入れたい方、美容のためになにか始めたいと考えている方は、毎日甘酒を飲むことから始めてみてはいかがですか?
美髪効果
米麹甘酒に含まれるビオチンは髪の成長を促し、健康な髪を維持する効果があるといわれています。
血行促進や代謝アップに効果的なビタミンB群も豊富なので、飲み続けると髪のハリやコシが改善する可能性が。年齢とともに髪が痩せてきた、ツヤがなくなってきたと感じる方にも甘酒はおすすめです。
アンチエイジング効果
若々しさを取り戻したいときにも米麹甘酒は役立ちます。理由は老化防止の効果が期待できるアミノ酸やビタミンB群、強い抗酸化作用を持つエルゴチオネインなどが含まれるため。
また、肌や髪が美しい人は若々しく見えますよね。甘酒によって美肌・美髪効果が得られることも、アンチエイジングへの大きな近道になるでしょう。
腸内環境改善
甘酒に含まれる食物繊維は腸内環境改善に効果的です。腸内環境が乱れると、おなかの調子が悪くなる、肌荒れを起こす、免疫力が低下するなどさまざまな悪影響が出るといわれています。
食物繊維を摂取することよって得られる代表的な効果は便通改善です。便秘解消のためになにか試したい方、腸内環境の乱れに起因するお悩みやの方は、毎日の生活に甘酒を取り入れてみてください。
ダイエット効果
腸内環境の乱れにより便秘になると血行不良や代謝低下を引き起こすことも。食物繊維を摂取して便秘が治ると血行がよくなってむくみが改善し、代謝も上がるためダイエット効果が期待できます。
米麹甘酒に含まれるブドウ糖のダイエット効果にも注目です。ブドウ糖を摂取すると血糖値が上がって満腹中枢が刺激され、満腹感を得ることができます。
ブドウ糖は単糖類という「これ以上分解できない糖類」に分類される糖質の一種です。私たちが普段よく口にするごはんやパン、芋類には含まれるでんぷんはブドウ糖が多数結合したもの(多糖類)であり、食べると消化器官でブドウ糖に分解されます。
このように普段の食事からブドウ糖を摂取するためには、多糖類を体の中で分解する工程を踏まなければなりません。
その点、甘酒には“ブドウ糖そのもの”が含まれており、脳までスピーディー届いて満腹中枢が刺激してくれるため、速やかに満腹感を得ることができるのです。
ダイエット目的で米麹甘酒を飲むなら、食事前や小腹が空いたときに飲みましょう。空腹感が治まるため食べすぎを防ぐことができますよ。
免疫力アップ
腸内環境の乱れにより免疫力が低下するのは前述のとおりです。米麹甘酒を飲むと食物繊維により腸内環境がよくなり、それにともなって免疫力の向上が期待できます。
また、米麹甘酒には腸内に住む善玉菌の餌になるオリゴ糖も豊富。餌を得て活性化した善玉菌が免疫細胞によい影響を与えることも、免疫力アップにつながる要因だと考えられています。
疲労回復
ブドウ糖を摂取すると脳が活性化するため、疲労感が取れる、集中力が向上するといった効果が期待できます。
起床時に疲労感が残っている、すっきり起きられないという方は、目覚めに1杯の米麹甘酒を飲んでみてはいかがですか?
また、米麹甘酒には疲労回復ビタミンと呼ばれるビタミンB1もたっぷり。ビタミンB1は糖質を代謝してエネルギー変える働きを持っているため、疲れを感じたときに甘酒を飲むのはとても効果的です。
米麹甘酒を摂取するにあたって気をつけること
続いては米麹甘酒の選び方・飲み方に関する注意点を解説します。
妊娠中・授乳中は甘酒の選び方に要注意
米麹甘酒にはアルコールが含まれないため、妊娠中や授乳中の方から、子どもまで安心して飲んでいただけます。
注意したいのは、甘酒のパッケージに書かれた「ノンアルコール」の表記です。ノンアルコール飲料とは「アルコール度数が1%未満の飲み物」をさすため、微量のアルコールが含まれる甘酒もノンアルコール飲料として売られている可能性があります。
アルコールが完全に0%の甘酒を購入したいときは、パッケージに「米麹」と書かれたものを選びましょう。
飲みすぎ注意!1日の摂取量を守ること
甘酒の適切な摂取量は、1日あたり200mlです。適量以上の量を飲むとカロリーオーバーになって逆に体重が増えてしまったり、血糖値が上がりすぎたりする可能性があるため注意しましょう。
どんな万能薬でも過剰に摂取すれば体に悪い影響を与えます。おいしいからといって飲みすぎないでくださいね。
血糖値の急上昇が気になる場合の飲み方
甘酒を飲んだあとに血糖値が急上昇するのが気になるときは、1回に飲む量を減らしてみましょう。1日で200ml飲みたいなら、1回につき約65mlずつ朝昼晩の3回に分けて飲むなど工夫してみてください。
また、空腹時に甘酒を飲むと血糖値が上がりやすいので、食事のあとに飲むのもおすすめです。
米麹甘酒のおすすめの飲み方
米麹甘酒はそのまま飲むのはもちろん、手をくわえて飲んでもおいしい飲み物です。ここではおすすめのアレンジレシピを紹介します。
冷やし甘酒
温めて飲むイメージが強い甘酒ですが、夏は冷やして飲むのもおすすめ。遡ること江戸時代には、庶民たちが夏に冷やし甘酒を飲んでエネルギー補給をしていたという記録も残っているそうです。
夏バテ解消にも効果的ですのでぜひ試してみましょう。
甘酒ヨーグルト
甘酒とヨーグルトを1:1の割合で混ぜると、爽やかでありながらコクもある味わいに仕上がります。朝食にあと1品追加したいときにもおすすめです。
ヨーグルトドリンクのように飲みたいときは、甘酒とヨーグルトを2:1の比率で混ぜてみてくださいね。
はちみつジンジャー甘酒
温めた甘酒にすりおろした生姜とはちみつを入れて混ぜるだけでできる、とても簡単なアレンジレシピ。
濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、後味に生姜の爽やかさを感じられます。飲み終えたあとは体が芯からポカポカに温まりますので、特に寒い季節や寝る前の1杯にいかがですか?
甘酒トマトジュース
甘酒と無塩トマトジュースを1:1割合で混ぜ合わせた1杯。トマトの酸味がまろやかになり、上品な甘みを感じられる優しい飲み口です。
トマトジュースが苦手な方も一度試してみてくださいね。
砂糖不使用・米麹と米のみで作った準組のおいしい甘酒
お笑い芸人の河本準一が、丹精込めて作ったお米や甘酒を販売する準組STORE。当店の甘酒は「米麹とお米のみで作ったおいしくて体に優しい甘酒」です。
甘酒の健康効果にご興味がある方、1日1杯の甘酒生活を始めたい方へ当店のおすすめ商品を紹介します。
米麹ドリンク『準甘』500ml×2本(糖度:26度)
こっくりと甘く、濃厚な味わいが特徴の『準甘』(糖度:26度)は、当店が取り扱う甘酒の中でもっとも糖度が高い商品です。
ここまで甘いのに砂糖不使用。小腹が空いたときのおやつ代わりに飲むのもおすすめです。
甘酒をいつ飲むか迷ったときは、どんな効果が得たいかで決めてみてはいかがでしょうか。すっきり目覚めたいなら朝に、午後の集中力を高めたいなら昼に、ぐっすり眠りたいなら夜に…といった具合に、自分に合う飲み方を探してみてくださいね。
おいしくて栄養満点!米麹甘酒で健康づくりを始めよう│まとめ
米麹と米、水のみで作られた米麹甘酒にはたくさんの栄養素が含まれています。美容にアンチエイジング、ダイエットに便秘解消、免疫力向上など、ほかにもさまざまな効果が期待できるスペシャルな飲み物です。
甘酒といえばお正月など特別な日に飲むイメージがありますが、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
アレンジしてもおいしいので、1年を通していろいろな飲み方を楽しんでみてくださいね。