甘酒の種類で効果は変わる?米麹、酒粕、玄米など飲む目的別の選び方
甘酒にはいくつかの種類があることをご存じですか?この記事では4種類の甘酒を取り上げ、風味や飲み口の違いと、含まれている栄養素や期待できる効果を紹介します。
あわせて、それぞれの甘酒がどのような材料でつくられているかも詳しくまとめました。
商品を選ぶときに注意すべきポイントも解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
※記事内に記載されている商品の価格は公開日時点のものです。
甘酒の基本を知ろう!甘酒の種類や大きな違いはあるの?
甘酒は使われている材料によって種類が分かれます。ここでは材料が異なる4種類の甘酒をまとめました。
米麹甘酒
蒸したお米に麹菌をかけて培養させると米麹ができます。その米麹と、炊いたお米をあわせて発酵させてつくるのが米麹甘酒です。
米麹は日本酒や味噌をつくるときにも使われます。また、麹菌を大豆と小麦にかけてつくる麹は「醤油麹」といい、文字どおり醤油の素です。
「米麹といわれても聞き慣れないな」と思った方も、案外身近な存在だと気付けたのではないでしょうか。
米麹甘酒は名前に「酒」とつきますが、アルコールは一切含まれません。お酒が飲めない方から妊娠中の方、子どもまで誰でも安心して飲むことができます。
酒粕甘酒
日本酒をつくる工程でできる酒粕に、水と砂糖を加えてつくる甘酒です。米麹甘酒との大きな違いとして、微量のアルコールが含まれます。
理由は原料となる酒粕に8~9%のアルコールが含まれているため。お酒特有の香りが強い商品もあるため、好みは分かれやすいかもしれません。
乳酸発酵甘酒
米麹甘酒に乳酸菌を加えて発酵させたものです。甘酒の優しい甘さに爽やかさを足したような味わいをしています。
加熱殺菌タイプと無殺菌タイプがあり、前者は日持ちがよく、常温保存ができます。後者は加熱されていないため賞味期限は短めになりますが、乳酸菌を生きたまま摂取できるのがメリットです。
玄米甘酒
精米する前のお米である玄米と、米麹でつくる甘酒です、私たちが普段食べている白米は、精米という工程を経てお米のまわりについている糠(ぬか)や胚芽を取り除かれています。
精米して白米にする理由はお米の消化や味わいがよくするため。
玄米甘酒は玄米の色が出るため、よく見かける甘酒のように真っ白ではなく少し茶色っぽい色になっています。
米麹甘酒の特徴
アルコール度数0%の米麹甘酒は、大人から子どもまで安心して飲むことができます。材料はお米と米麹のみで、砂糖は使用されていません。
「では甘くないの?」と思うかもしれませんが、お米由来の甘さをしっかりと感じられます。
米麹甘酒には、脳のエネルギーになる栄養素であるブドウ糖が含まれるのも特徴です。
ブドウ糖はごはんやパンなどに含まれる炭水化物からも摂取できますが、脳に届けるためには胃や小腸などの消化器官で炭水化物をブドウ糖まで分解しなければなりません。
その点、米麹甘酒にはブドウ糖がそのまま含まれています。分解の行程を飛ばして脳で吸収することができるため、エネルギー効率がとてもよいのです。
米麹に含まれる麹菌にも栄養効果がたくさんあるといわれています。免疫力アップや腸内環境改善効果も期待できるため、健康づくりのために甘酒を飲むのを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
酒粕甘酒の特徴
酒粕甘酒の原料である酒粕は、日本酒づくりの終盤にできる「もろみ」を搾ったあとの搾りカスです。
日本酒はお米と米麹、水をあわせたものに酵母を加えてアルコール発酵させてつくります。この結果できるのがもろみというドロドロの液体で、これを搾ったときに出る透明の液体が日本酒に、搾りカスが酒粕になります。
酒粕には甘味がないため、酒粕甘酒を甘くするためには砂糖を加える必要があります。またお酒特有の香りがするのも酒粕甘酒の特徴ですので、アルコールのにおいが苦手な人だと飲みにくく感じるかもしれません。
なお、酒粕甘酒にはたんぱく質が多く含まれます。たんぱく質は筋肉や皮膚、血液など体を構成するものの素となる栄養素です。
たんぱく質を摂取する目的でプロテインを飲用している人は、酒粕甘酒で代用してみてはいかがでしょうか。
食物繊維やビタミンB群などほかにもさまざまな栄養素が含まれているため、効率的に栄養補給ができますよ。
乳酸発酵甘酒の特徴
乳酸菌による影響で甘酒特有の風味が和らぐため、甘酒の味や香りが苦手な人におすすめです。甘酒の栄養素とあわせて生きた乳酸菌も摂取したいなら、加熱殺菌されていないタイプの乳酸発酵甘酒を選びましょう。
かといって、加熱殺菌されている甘酒に健康効果がないわけではありません。米麹甘酒に含まれる栄養素は摂取できますし、乳酸菌は殺菌された死菌にも免疫力向上効果があるとされています。
一般的な甘酒の味や香りが得意ではない、特に免疫力アップを目的に甘酒を習慣にしたいという方には、乳酸発酵甘酒が向いているかもしれませんね。
玄米甘酒の特徴
玄米甘酒は見た目が茶色っぽく、少し香ばしいような土っぽいような風味がするのが特徴です。
玄米の味や香りが苦手という人だと、玄米甘酒は少し飲みづらく感じる可能性があります。
しかし玄米には栄養素がたっぷり!腸内環境改善に役立つ食物繊維は白米の6倍以上、丈夫な歯や骨をつくるマグネシウムは7倍以上、神経の働きを助けるビタミンB1が8倍以上も含まれているのだとか。
このように栄養満点の玄米ですが、白米に比べると食感がぼそぼそしておりそのまま食べるのは苦手という人は少なくなりません。
玄米に苦手意識がある方は玄米甘酒を一度お試しください。炊いて食べるのとは印象が変わるため、案外おいしく飲めるかもしれませんよ。
甘酒の種類はどれがいい?甘酒を選ぶ際に気をつけたいこと
甘酒は種類によって含まれる栄養素や期待できる効能が少しずつ違います。どの種類の甘酒を飲むか迷ったときは、どんな目的で甘酒を飲むか考えてみてください。
ここでは飲む目的別におすすめの甘酒をご提案します。
やる気アップや集中力向上に効果的な甘酒は?
なんだかやる気が出ない、集中できないと感じるときは脳がエネルギー不足になっている可能性があります。
頭をすっきりさせたいときはブドウ糖が含まれる米麹甘酒や玄米甘酒を飲むのがおすすめです。乳酸発酵甘酒も、米麹甘酒でつくられたものであれば同じような効果が期待できます。
学生さんならテストや試験の前、社会人の方なら大事な仕事の前にコップ1杯の甘酒を飲んでみてください。脳が活性化していつも以上の力が発揮できるかもしれませんよ!
ダイエット目的で飲むならどの甘酒がいい?
米麹甘酒に含まれるブドウ糖はスピーディに脳へ届いて満腹中枢を刺激するため、食べすぎを抑えてくれるとされています。
脂肪燃焼効果が期待できるビタミンB群も豊富です。
米麹の食感を感じられるため飲みごたえがあり、腹持ちもいいので間食代わりに飲むのもおすすめ。食事やおやつの量が減れば、自然と体重も落ちていくでしょう。
酒粕甘酒には、脂質や油分を体外に排出する効果があるといわれるレジスタントプロテインという成分が含まれています。筋肉の素になるたんぱく質も豊富なので、筋肉を維持しながら体重を減らしたい方にはおすすめです。
便秘解消など腸内環境改善に効果的な甘酒はどれ?
腸内環境が乱れると、便秘や下痢になったり肌荒れを起こしたりとさまざまなトラブルが生じます。
便秘解消に効果的な栄養素といえば食物繊維です。食物繊維は米麹甘酒にも酒粕甘酒にも豊富に含まれるため、どちらを飲んでもよいでしょう。
玄米には白米の6倍以上の食物繊維が含まれるため、玄米甘酒を飲めばより大きな効果が得られそうです。
また、米麹甘酒には腸内で善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれています。腸内の善玉菌が増えると免疫力の向上やコレステロールの排出を促進する効果が期待できるため、積極的に摂取しましょう。
乳酸菌にも腸内の悪玉菌の増殖を抑える効果があるとされています。腸内環境をよくするために飲むのであれば、乳酸発酵甘酒もおすすめですよ。
美肌・美髪づくりのために甘酒を飲みたい!
誰だっていつまでも美しくいたいと願うもの。美容のためになにか始めたい方にも、甘酒はとてもおすすめです。
米麹甘酒に含まれるビオチンという栄養素には、皮膚や髪の健康を保つ効果があるといわれています。肌や髪の美しさをキープするためには欠かせない栄養素だといえるでしょう。
ビオチンは、皮膚の炎症を防いだりアレルギー症状を抑えたりするのにも役立ちます。肌が乾燥しやすい人やよく肌荒れを起こす人は、習慣的に米麹甘酒を飲んで症状改善を目指してみてはいかがでしょうか。
子どもや妊婦さんはノンアルコールの甘酒を選んで
前述のとおり酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれるため、子どもや妊娠中の方は避けたほうが安全です。
お店で甘酒を購入する場合は、原材料に酒粕が含まれていないものを選びましょう。
注意したいのは商品に「ノンアルコール」と書かれている場合です。実は、アルコール度数が1%未満の飲み物は酒類に該当しないため、ノンアルコールと記載して販売してもよいルールになっています。
酒粕甘酒のアルコール度数は約0.3~0.8%です。わずかなアルコール量ですが、子どもや妊娠中の方に影響がないとは言い切れません。
アルコールが一切含まれない甘酒を買いたいときは、必ず原材料の項目に目を通してくださいね。
おいしいお米と米麹だけでつくった準組の米麹甘酒
オンラインショップ準組STOREでは、お笑い芸人の河本準一が天塩にかけて育てたお米や、そのお米を使ってつくった米麹ドリンクを販売しています。
甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養満点です。毎日の活力アップやダイエット、美肌づくりなどさまざまなうれしい効果が期待できるため、興味がある方はぜひ甘酒習慣を始めてみませんか?
以下では当店のおすすめ商品を2点紹介します。
米麹ドリンク『準甘』500ml×2本(糖度:26度)
こっくりとした甘さで満足感も高いので、おやつ代わりや小腹が空いたときの間食として召し上がってみませんか?
疲れて甘いものが欲しいときや、なんだか元気が出ないとき、腸内環境の乱れが気になるときなどに飲んでみてください。毎日コップ1杯の甘酒が、あなたの健やかな毎日をサポートいたします。
甘酒の種類は材料で分かれる!自分に合うおいしい甘酒を選ぼう│まとめ
甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養豊富です。おいしく飲んで健康になりたいなら、自分に合う甘酒を選ぶことから始めてみましょう。
スーパーなど身近なお店で手に入りやすいのは米麹甘酒か酒粕甘酒です。自分が飲むならどっちがいいか迷ったときは、栄養素を比較したり、実際に飲み比べたりしながら飲みやすいと感じたほうを選んでみてくださいね。
これから初めて甘酒を飲む、おいしい甘酒を探しているという方はぜひ準組の米麹ドリンクもお試しください。河本準一が心を込めてつくった逸品が、お客さまのお口に合えば幸いです。